「ロールスクリーンが汚れてきたので洗濯したいけど、どんな手順で洗えばいいかわからない。」
・・・とお困りではありませんか?
ロールスクリーンは洋服やタオルのようにしょっちゅう洗濯するわけじゃないので、いざ洗うとなっても具体的な手順がわからないですよね。
この記事ではそんなあなたに!
- ロールスクリーンを自宅で洗濯する方法
- ウォッシャブルじゃないときのお手入方法
- スクリーン(生地)を新品に交換する方法
など、写真つきでくわしく解説していきます。
※ここでは当店の「日本製オーダーロールスクリーン 無地ウォッシャブルタイプ」を例にあげて取り外し方法・洗い方をご紹介していきます。
メーカーや製品によって取り扱い方法は異なるので、詳細については当該製品の説明書やデジタルカタログをご確認ください。
目次
ロールスクリーンを自宅で洗濯する方法
ロールスクリーンの洗濯方法は製品のタイプによって異なるので、当該製品の取り扱い説明書に従って行いましょう。
ここでは例として、一般的な手順を解説していきます。
ロールスクリーンの洗濯手順
ロールスクリーン洗濯の大まかな手順は次の通りです。
- 洗濯できるかどうかを確認する。
- 製品を取り外す。
- パーツを取り外す。
- 洗濯機や手洗いで洗濯する。
- 自然乾燥させる。
- アイロンがけをする。(必要に応じて)
ロールスクリーンは洗濯する前の段階として壁から本体を取り外したり、生地からパーツを外す必要があるのでちょっとばかし面倒ですが、洗濯自体は1枚の布を洗うだけなので簡単にできます。
ここからは、手順ごとのポイントをくわしく解説していきますね!
洗濯できる?できない?『洗濯絵表示』を確認すべし
まずはじめにご使用のロールスクリーンが「洗えるタイプ」or「洗えないタイプ」のどちらにあてはまるのかをチェックしましょう。
洗えるかどうかは「洗濯絵表示」や「商品説明」から確認することができます。
(洗濯絵表示の有無は製品によって異なりますが、洗濯絵表示がある場合は生地の端にタグが縫い付けられているので探してみてくださいね。)
また洗えるタイプは大半の場合、「ウォッシャブル」と表記されているのでそちらを参考にしてもいいでしょう。
洗えるかどうかの判断が難しい場合には、購入店舗に直接問い合わせることをおすすめします。
あやまって洗えないタイプのロールスクリーンを洗濯してしまうと、ほつれや色落ちなどのトラブルにつながる恐れがあるのでご注意ください。
ロールスクリーンの取り外し方
ロールスクリーンの生地を洗濯する際には、壁や木枠についている製品を取り外しましょう。
ブラケットというパーツがついているので、ロックを解除しながら適切な方向へ引き出します。
引き出す方向は取り付け方法(「天井付け」or「正面付け」)によって異なるので、無理に力を加えて破損させないように注意しましょう。
※ロールスクリーンの取り外し方法については、こちらの記事(↓)でくわしく解説しています。
ロールスクリーン生地の洗い方
製品を取り外したらいよいよ本番!生地を洗う作業に入ります。
洗い方はロールスクリーンの種類によって微妙に異なることがあるので、取り扱い説明書を必ずご確認ください。
今回は当店のウォッシャブル対応のロールスクリーンの洗い方を例にご紹介いたします。
洗う際には生地上下についているパイプやバーを取り外し、生地だけの状態(1枚の布)にしてから洗濯機や手洗いでお手入れしましょう。
①生地をすべて引き出す
生地を最下部まで引き出します。
(プルコード式の場合は、生地が巻き戻されないようにこの状態でストッパーをかけましょう。)
②巻き取りタイプから取り外す
スクリーンを押さえ、生地上部にある巻き取りパイプを取り外します。
③ボトムバーを取り外す
ボトムバー端部のボトムバーキャップを外し、ボトムバーを横方向にスライドさせて抜きとります。
④洗濯機or手洗いで洗濯する
洗濯機絵表示にしたがって洗濯します。
すすぎも忘れずに、しっかり行いましょう。
※漂白剤の使用は避けてください。
※洗濯機による洗濯ができるかどうかは、洗濯絵表示を確認してください。
洗濯機OK | 手洗いOK | 洗濯不可 |
桶のマーク |
桶と手のマーク |
桶と×のマーク |
出典:消費者庁HP.「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」.
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
★洗濯機で洗濯するときの注意点
スクリーンは折りたたんだりネットに入れたりせず、やわらかく球状に丸めて洗濯槽にいれましょう。
折りたたんで洗濯すると、折じわの原因になります。
⑤陰干しして自然乾燥させる
洗濯ができたら、シワがよらないように注意しながら自然乾燥させます。
風通しのよい場所に陰干ししましょう。
⑥シワが気になる場合はアイロンをかける
シワが気になる場合はアイロンをかけましょう。
中央程度に設定して横(幅)方向へ軽くかけます。
※アイロンの使用については、洗濯絵表示に従ってください。
※スクリーン上端の樹脂部はアイロンがけをおこなわないようにしましょう。
「ウォッシャブルじゃないけど洗っちゃえ」は要注意
ロールスクリーンのお洗濯に関する質問でよくお聞きするのが「ウォッシャブルじゃないけど、洗ってみてもいいですか?」というもの。
これに対する回答はずばり・・・
やめときましょう!生地が傷んでしまいます!
ウォッシャブルでないタイプのスクリーンを水洗いすると色落ちしたり縮んだり、型崩れするなどトラブルにつながります。
そもそも洗濯を想定していないので生地下部にプラスチックの芯地が直接縫い付けられていたり(生地だけの状態にできない)、縫製が洗濯に耐えうる強度になっていない(洗濯時にほどけてしまうかも)こともあります。
洗濯による悲しい結末をさけるべく、商品説明にしたがってお手入れすることをおすすめします。
ウォッシャブルじゃないときのお手入れ方法
洗えないタイプ(ウォッシャブルじゃないタイプ)のロールスクリーンだからといって、何もお手入れできないわけではありません。
乾いた布やハンディモップでほこりを取り除いたり、薄めた洗剤液を浸したタオルで拭き掃除することもできますよ。
洗剤を使った拭き掃除の方法
汚れが気になる部分は拭き掃除でプチお手入れしましょう。
ここでは「洗剤を使った拭き掃除の方法」をご紹介します。
- 中性洗剤を手洗い濃度に薄め、タオルをひたして固く絞る。
- 汚れている部分をトントンとたたくように拭く。(輪ジミにならないように、周りから中心にむかって行いましょう。)
- 水をひたして固く絞ったタオルで同じ場所をたたくように拭く。(洗剤の成分を落とします。)
- 乾いたタオルで水分を吸いとり、しっかり乾燥させる。
※洗剤を使用する際には、目立たない部分で色落ちがないか確認しましょう。
※生地を傷めないよう、強くこすらないようにご注意ください。
洗うより「スクリーン(生地)の交換」がおすすめ
スクリーン(生地)を洗濯しても、なかなかきれいにならない。
そんなときは「スクリーン(生地)の交換」を検討してみましょう。
大きなサイズのスクリーンを洗うのは大変だし、全体的な薄汚れやしつこいシミが取れないこともありますよね。
特にキッチンやダイニングにあるロールスクリーンは、気をつけて使用していても汚れが付着し目立ってきてしまいます。
※ロールスクリーンの買い替え目安についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
スクリーンをの汚れが落ち切らない場合や、スクリーンの買い替え目安を過ぎているなら、洗濯するよりも交換する方が早くて簡単です。
「洗濯してもきれいにならない」「スクリーンだけを新品に交換したい」場合には、購入店舗に交換用スクリーンの販売をしているかを問い合わせしてみましょう。
ちなみに当店スクリーンを交換できるロールスクリーンも販売しております。
(お値段は本体価格の半額ほど。)
交換対応しているのは、こちらのファストシリーズのロールスクリーンです。
様々なカラー・柄・機能・素材の生地を豊富にご用意しておりますので、是非ご検討ください。
まとめ
ロールスクリーンを自宅で洗濯する際には、はじめに洗濯絵表示を確認することを忘れずに!
ウォッシャブルの場合は本体から取り外し、手洗い(または洗濯機で丸洗い)することができます。
ウォッシャブルじゃない場合はハンディモップでほこりを取り除き、汚れが目立つ場所は薄めた中性洗剤を使用して拭き掃除しましょう。
スクリーン生地が洗えなかったり、洗っても汚れがきれいにならない場合にはスクリーン生地を交換することをおすすめします。